結論からお伝えします。主要なマッチングアプリは、スクリーンショットを撮ったことを相手に通知する仕組みを採っていません。その代わりに進んでいるのが、スクリーンショットそのものを撮らせない方向です。タップルは2024年10月15日に、アプリ内のすべてのページで静止画のスクリーンショットと録画を防止する機能を公開しました。ペアーズも一部の端末で撮影ができないよう制限しており、withも撮影時に注意文を表示するか撮影自体を不可としています。この記事では、各アプリの実際の対応、撮れない時に何が起きているのか、そして撮ったスクショを人に見せた場合に何が問題になるのかを順番にお伝えします。
- スクショが通知されるのか
- 撮れない時の理由
- 各アプリの防止機能の中身
- 無断使用された時の窓口

スクショを撮ろうとして、手が止まったことはありませんか
撮りたい場面は、意外といくつもある
気になる相手のプロフィールを後で見返したい。友人に「この人どう思う?」と相談したい。メッセージのやり取りを記録として残しておきたい。業者らしき相手を見つけたので証拠を押さえたい。
マッチングアプリを使っていると、画面を保存しておきたい場面は思いのほか多く出てきます。動機の善し悪しもさまざまで、単に見返したいだけのこともあれば、身を守るために記録を残したいこともあります。
「バレたらどうしよう」が先に立つ
ただ、スクリーンショットのボタンを押す直前で手が止まる人は多いはずです。相手に通知が行ったらどうしよう、という不安があるからです。
SNSの中には、スクリーンショットを撮ると相手に知らされるものがあります。その経験があると、マッチングアプリでも同じことが起きるのではないかと考えてしまいます。まずはこの点をはっきりさせておきます。
主要アプリの結論、通知ではなく「撮らせない」方向
タップルは撮影そのものを防いでいる
タップルは2024年10月15日に「スクリーンショット防止機能」を公開したと発表しています。運営元であるサイバーエージェントの公式リリースによれば、これは国内の大手マッチングアプリでは初の取り組みとされています。
公式の発表によると、対象はアプリ内のすべてのページです。静止画のスクリーンショットを撮ると写真にぼかしが入り、情報が保護される仕組みだと説明されています。
ペアーズとwithの対応
ペアーズも公式ヘルプに「スクリーンショットが撮れません」という記事を用意しており、一部の端末でスクリーンショットの撮影ができないよう制限していること、原則としてアプリ内画面のスクリーンショットは控えるようお願いしていることを案内しています。
withも公式ヘルプで、他のユーザーの個人情報をSNS等にアップロードする行為を禁止しており、スクリーンショット撮影時に注意文を表示したり、撮影自体を不可としていると説明しています。
通知される仕組みは確認できない
3社のいずれも、公式ヘルプやリリースの中で「スクリーンショットを撮ると相手に通知される」という説明はしていません。各社が採っているのは通知ではなく、防止か注意喚起というアプローチです。
つまり「撮ったら相手にバレる」のではなく、「そもそも撮れない、または撮っても使えない形になる」というのが実際のところです。
スクショが撮れない・ぼやける時に起きていること
端末やアプリ側の制限
「スクリーンショットが撮れない」「撮ったら真っ黒になっていた」「写真の部分だけぼやけている」。こうした現象は、端末の不具合ではありません。アプリ側が意図的に設定している保護です。
ペアーズが「一部の端末で」と説明しているとおり、端末の種類やOSによって挙動が変わる場合があります。撮れる端末と撮れない端末があるのは、そのためです。
録画も対象になっている
見落とされやすいのが、画面録画も対象になっている点です。タップルの公式発表によれば、録画の場合は録画中の画面にぼかしは入らないものの、保存されたデータのほうにぼかしが入る仕様だと説明されています。
録画している最中は普通に見えているので、うまくいったと思いがちです。ですが保存したファイルを開くと、肝心な部分が見られない状態になっています。タップルには「録画収録NGと表示されます」というヘルプ記事もあります。
抜け道を探す必要はない
別の端末で画面を撮影する、といった方法を思いつく人もいるかもしれません。ただ、次の章で触れるとおり、問題になるのは撮る手段ではなく撮ったものをどう使うかです。手段を変えても、そこは変わりません。
なぜ通知ではなく、防止なのか
注意喚起だけでは止められなかった
タップルは機能の導入背景について、これまでは注意喚起のみだったが、それでは悪質な行為を完全に防ぐことが難しく、ユーザーがより安心してサービスを利用できるようにこの機能の開発に至った、と説明しています。
ここに、通知ではなく防止を選んだ理由が表れています。通知は「撮られたこと」を教えてくれるだけで、撮られた事実そのものは変えられません。
撮られた後では取り返せない
スクリーンショットを撮られたと通知が届いたところで、その画像は相手の端末にすでに保存されています。削除を求めることはできても、確実に消えたかどうかを確認する手段はありません。
写真という情報は、一度手元を離れると回収できません。だからこそ、撮った後で知らせるのではなく、撮れないようにする方向に各社が動いている、という流れになっています。
利用者にとっての意味
この構造は、自分が撮る側のときと撮られる側のときで、受け取り方が変わります。撮る側としては不便ですが、撮られる側としては、自分の写真が無断で持ち出されるリスクが下がっているということになります。
撮ったスクショを人に見せると、何が問題になるか
利用規約で禁止されている
まず、多くのアプリは他のユーザーの情報を外部に持ち出す行為を利用規約で禁止しています。withは公式ヘルプで、他のユーザーの個人情報をSNS等にアップロードする行為を禁止していると明記しています。
規約違反が確認された場合、警告やアカウントの停止といった措置の対象になり得ます。アプリの中で完結する話ではなく、自分のアカウントにも跳ね返るということです。
肖像権やプライバシーの問題
規約とは別に、法的な論点もあります。他人の顔写真を本人の同意なくSNSなどに公開する行為は、肖像権やプライバシーの侵害にあたる可能性があります。
肖像権は明文の法律で定められているわけではありませんが、判例上、人格権の一つとして認められてきました。写真の撮影者が別にいる場合は、著作権の問題も重なります。内容によっては名誉毀損にあたる可能性もあります。
実際にどう判断されるかは個別の事情によるため、ここで断定することはできません。ただ、「ネットに上げただけ」で済まない場合があることは知っておく必要があります。
友人に見せる程度でも、線引きは必要
SNSへの投稿でなくても、グループチャットに転送する、複数人に見せるといった行為は、そこから先の広がりを自分で制御できません。
見せた相手がさらに転送する可能性を考えると、自分の手元から出した時点でコントロールは失われていると考えたほうが安全です。
自分の写真が無断で使われていた場合の対処
アプリの窓口に申告する
立場が逆になるケースもあります。自分の写真が他人のプロフィールに使われていた、あるいはSNSに晒されていた、という場合です。
タップルには「自分や知人の画像等が無断で使用されているため、削除してほしい」という専用のヘルプ記事があり、申告の窓口が用意されています。他のアプリにも同様の通報機能があります。まずは利用しているアプリの運営に申告するのが最初の一歩です。
記録の残し方
申告する際には、いつ、どこで、どのような形で使われていたかがわかる情報が必要になります。相手のプロフィールのURLやユーザーID、確認した日時をメモしておくと手続きが進めやすくなります。
SNSに投稿されている場合は、投稿のURLを控えておきます。投稿が削除されると確認できなくなるため、気づいた時点で情報を記録しておくことが大切です。
悪質な場合は専門家に相談する
削除に応じてもらえない、金銭の要求などを伴っている、といった悪質なケースでは、個人で対応するには限界があります。警察の相談窓口や弁護士など、専門的な対応ができる先に相談してください。
それでも記録を残したい時の、現実的なやり方
要点だけを自分用に書き写す
相手のプロフィールを覚えておきたいだけなら、画像として保存する必要はありません。自分のメモアプリに、印象に残った点や気になった点を短く書き出しておけば十分に足ります。
画像を持たないという選択は、自分がトラブルに巻き込まれる可能性も下げます。手元に画像がなければ、誤って転送してしまうこともありません。
通報したい相手がいる場合
業者や規約違反が疑われる相手を見つけた場合、証拠を自分で集める必要はありません。各アプリには通報機能があり、運営側で該当のアカウントとやり取りの内容を確認できます。
ペアーズにも「利用規約違反行為を行うユーザーがいたので通報したい」というヘルプ記事があります。スクリーンショットを撮って抱え込むより、アプリ内の通報機能を使うほうが早く、確実です。
まとめ:スクショは「バレるか」ではなく「使い方」の問題
ここまで、主要アプリがスクリーンショットをどう扱っているか、撮れない時に何が起きているのか、なぜ通知ではなく防止なのか、そして撮ったものを人に見せた場合の問題を整理してきました。
押さえておきたいのは3点です。主要アプリはスクリーンショットを通知する仕組みを採っておらず、代わりに撮影そのものを防ぐ方向に進んでいること。静止画だけでなく録画も対象で、保存したデータ側にぼかしが入る仕様があること。そして撮れたとしても、それを外部に出す行為は利用規約に反し、肖像権やプライバシーの侵害にあたる可能性があること。
気にすべきなのは「バレるかどうか」ではありません。その画像を何に使うのかです。見返したいだけならメモで足り、通報したいならアプリの機能で足ります。そう考えると、スクリーンショットが必要な場面は思っているより少ないはずです。
なお、この記事で紹介した各社の仕様は2026年9月時点で公表されている内容にもとづきます。機能は変更されることがあるため、利用中のアプリの公式ヘルプもあわせて確認してください。
身バレそのものが不安な方はこちら

【累計相談1,500名以上 / SNSフォロワー1万人超】
8年に及ぶアプリの「悪用経験」を逆手に取り、不誠実な男の行動原理をロジカルに解明。かつて自らが磨き上げた「嘘の技術」を、現在は女性を欺瞞から守り抜く「盾」へと再定義する。アプリのアルゴリズムと男の心理に精通し、「誠実な女性の貴重な時間を、一瞬たりとも不誠実な男に浪費させない」ことを絶対の指針に、鉄壁の防衛ロジックを監修。












