結論からお伝えします。本気度が高いアプリを見分ける一番確かな方法は、口コミの雰囲気でも「真剣度◯%」という数字でもなく、そのアプリが「本気の人しか残らない仕組み」をどれだけ持っているかを見ることです。具体的には、男女の料金が対称かどうか、本人確認や独身証明がどこまで求められるか、そして結婚や交際という「卒業」の出口が設計されているか。この3つで並べ替えると、ランキングの顔ぶれは世間で言われているものとは少し変わります。
先にお伝えしておきたいことがあります。本気度ランキングの定番として長く紹介されてきた「ゼクシィ縁結び」は、2026年3月末でサービスを終了しました。それでも2026年に入ってから更新された他社のランキング記事には、いまだに上位として掲載されているものがあります。この記事では、2026年9月時点で実際に使えるアプリだけを、仕組みの厳しさ順に並べています。
- 本気度を決める3つの仕組み
- 今も使えるアプリだけの順位
- 料金と会員数の正確な比較
- 相手の本気度を見抜く視点

結論、本気度は「雰囲気」ではなく3つの仕組みで決まります
「真剣な人が多いアプリはどれですか」と聞かれたとき、多くの記事はアンケート結果を根拠に答えています。ただ、利用者アンケートで「自分は真剣です」と答える人の割合は、そのアプリに真剣な人が多いことの証明にはなりません。遊び目的の人が「自分は遊び目的です」とアンケートに書く可能性は、そう高くないからです。
だからこそ見るべきなのは、人の意識ではなく仕組みのほうです。本気度を左右する仕組みは、大きく次の3つに整理できます。
仕組み1、男女の料金が対称かどうか
もっとも効きやすいのが料金です。多くのマッチングアプリは、男性が月4,000円前後を払い、女性は基本機能が無料という構造になっています。この形は女性が始めやすい一方で、「とりあえず登録しておく」という温度感の低い層も同時に入ってきます。逆に、男女とも同額を払うアプリでは、お金を払ってまで探したい人しか残りません。男女で料金差が生まれるのは、女性会員が増えるほど男性会員が集まるというアプリ側の事情によるもので、女性を優遇しているというより集客のための設計です。だからこそ、その設計を採らないアプリには、別のふるいがかかります。
仕組み2、本人確認と独身証明がどこまで求められるか
いまはどのアプリでも、メッセージ交換の前に公的証明書での本人確認が必要です。ここは差がつきにくくなりました。差が出るのは、そこから先です。独身証明書や収入証明を提出できるか、提出した人がひと目で分かるか。既婚者が身分を隠して紛れ込むことを防ぐ仕組みがあるかどうかで、会員の性質は変わります。
仕組み3、「卒業」の出口が用意されているか
意外と見落とされがちなのが、このアプリは何をもって成功とみなしているか、という視点です。成婚した人数を公表しているアプリは、会員が退会することを前提に運営しています。反対に、会員が長く課金し続けるほど収益が上がる設計であれば、出口は強く設計されません。どちらが良い悪いではありませんが、結婚を急いでいる人ほど、出口を公表しているアプリのほうが相性は良くなります。
【要注意】定番だった「ゼクシィ縁結び」は2026年3月末で終了しています
株式会社リクルートは2025年11月17日、「ゼクシィ縁結び」と結婚相談所「ゼクシィ縁結びエージェント」のサービス終了を発表しました。ゼクシィ縁結びは2026年2月末頃に新規受付を停止し、2026年3月末頃に終了。理由は「事業環境の変化やサービスの利用状況などを総合的に判断した結果」と説明され、未使用期間分の料金や購入済みポイントは返金の対象とされました。
ゼクシィ縁結びは、男女同額の料金体系とコンシェルジュによる日程調整で、本気度の高いアプリの代表格として紹介されてきたサービスです。そのぶん各社のランキング記事にも深く組み込まれており、2026年に更新された記事でも上位に掲載されたままのものがあります。ランキングの順位そのものより、その情報がいつの時点のものなのかを確認する習慣のほうが大事だということです。以下のランキングは、2026年9月23日時点で各アプリの公式サイトを確認して作成しています。
マッチングアプリ本気度ランキング7選【2026年9月版】
先ほどの3つの仕組みをどれだけ満たしているかの順に並べました。上位ほど本気度が仕組みで担保され、下位ほど目的の幅が広くなります。会員数は逆に下位のアプリのほうが多い傾向なので、確度を取るか母数を取るかのトレードオフだと考えてください。
第1位 ブライダルネット、男女同額と結婚相談所IBJ運営という二重の担保
運営は結婚相談所大手の株式会社IBJ。東京証券取引所プライム市場に上場している企業です。料金は公式サイトの料金表に「男女同額」と明記されており、ブラウザ版は月会員3,980円(原則3ヶ月以上)、年会員は24,000円で月あたり2,000円相当。しかも年会員は2年目以降が無料になります。アプリからの課金の場合は月会員5,080円、年会員29,800円と高くなるため、登録するならブラウザ版からのほうが確実に安くなります(いずれも税込・2026年9月23日時点)。
本気度が高い理由ははっきりしています。女性も同額を払うため気軽に眺めるだけの利用が起こりにくいこと、公的証明書による本人確認を実施していること、そして結婚相談所を本業とする企業が運営し、会員が結婚して卒業することを前提に設計されていることです。
弱点は会員数です。公式サイトは会員数を公表していませんが大手アプリと比べれば規模は小さく、地域によっては表示される相手が少ないと感じる可能性があります。年齢層も30代以降が中心です。20代で気軽に始めたい人には向きませんが、1〜2年以内の結婚を本気で考えている人には最短距離になりえます。詳しくはブライダルネットの評判とお得な始め方で解説しています。
第2位 ユーブライド、独身証明を出した人とだけ話せる無料プラン
同じく株式会社IBJが運営する婚活アプリです。公式サイトには「youbrideは男女ともに有料」「同じ条件で参加する対等な関係」と明記されています。料金はスタンダードプランで1ヶ月5,000円、3ヶ月10,800円(月3,600円)、6ヶ月17,800円(月2,966円)、12ヶ月28,800円(月2,400円)。いずれも税込・男女同額で、Apple IDやGoogle Play決済の場合は金額が変わります(2026年9月23日時点)。
注目したいのは、無料プランでも独身証明を提出していればメッセージのやりとりができるという設計です。「お金を払うか、独身であることを証明するか」を会員に求めているわけで、料金と証明書の両方をフィルターにしている珍しい形です。相手の独身証明の提出状況が分かる点も、既婚者を避けたい人には大きな安心材料になります。
実績の公表も具体的で、公式サイトには累計8万人以上のパートナーが誕生(2013年7月〜2026年7月)、毎月約500人が卒業していると記載されています。会員数そのものは公式サイトでは公表されていないため、紹介記事で数字を見かけたときは出典と時点をあわせて確認しておくと安全です。使い勝手や口コミはユーブライドの評判とサクラの有無で詳しくまとめています。
第3位 バチェラーデート、審査制とAI日程調整で冷やかしを構造的に外す
株式会社Mirisが運営する、メッセージのやりとりをせずにデートまで進む形式のサービスです。空いている日を選ぶとAIが相手をマッチングし、待ち合わせ場所に行くだけという流れで、公式サイトによれば累計デート人数は200万人を突破しています。女性は審査があり、誰でも登録できるわけではありません。
本気度という観点で評価できるのは、実際に会う前提でしか使えない構造になっている点です。メッセージだけを目的にした利用や暇つぶしの登録は続きませんし、日程調整を運営側が引き受けるため「会う約束はするのに日程が決まらない」という停滞も起こりにくくなります。一方で、会う前にじっくり相手を知りたい人や、相手を自分で選びたい人には向きません。詳しい使い勝手はバチェラーデートは本当に安全?デート当日の裏側にまとめています。
第4位 Omiai、本人確認必須で「まじめな出会い」に舵を切った大手
累計会員数1,000万人を突破(2024年7月発表)、累計マッチングは1億組を超えています(運営元の株式会社エニトグループ、2026年2月20日発表)。大手のなかでは婚活寄りの立ち位置です。
安全対策は本記事で扱う7アプリのなかでも手厚い部類です。メッセージのやりとりには顔写真付き公的証明書での本人確認が必須。AIと人の目による24時間365日の監視体制を敷き、全国都道府県警察と連携してトラブル事例を検知システムに反映していることを公表しています。2025年のリブランディングでは、真剣に出会いと向き合う利用者の真剣さが軽く扱われない場を守る、という方針を打ち出しました。
料金は男性のみ有料で、Web決済なら1ヶ月4,400円、12ヶ月25,800円(月2,150円)。アプリ内課金だと1ヶ月4,900円、12ヶ月27,800円です。女性は基本機能が無料です(税込・2026年9月23日時点)。女性無料である以上、上位3つより温度差は出やすくなります。そのぶん会員数が多く、地方でも相手が見つかりやすいのが強みです。
第5位 マリッシュ、再婚・シングルマザーの真剣層が集まる
会員数400万人を突破(2025年6月1日時点)。再婚を希望する人向けの特典を用意し、リボンマーク制度の売上の一部をシングルマザー支援団体に寄付していることを公表しています。本人確認は身分証による年齢確認に加え、マイナンバーカードの公的個人認証サービス(JPKI)を使ったオンライン本人確認を導入しています。料金は男性のみ有料で、Web決済なら1ヶ月3,800円、12ヶ月19,800円(月1,650円)。アプリ内課金は1ヶ月4,800円、12ヶ月22,400円で、女性は2019年2月26日に完全無料化されています(税込・2026年9月23日時点)。
料金が男女で非対称なぶん本気度の担保は上位に及びませんが、再婚やお子さんがいることを前提に相手を探している人が集まるため、目的の一致度は高くなります。条件を隠さずに始められる場を探しているなら、候補に入れる価値があります。シングルマザーの方向けの選び方はシングルマザーにおすすめのマッチングアプリ5選でも解説しています。
第6位 Pairs、会員数は最大級ですが「本気ゾーン」の仕組みは終了しています
累計登録数2,700万を突破(2026年4月時点)、運営は株式会社エウレカ。会員数だけで言えば国内最大級です。料金は男性のみ有料で、Web決済なら1ヶ月4,100円、12ヶ月20,100円(月1,675円)。アプリ内課金は1ヶ月4,800円、12ヶ月22,400円です。女性は基本機能が無料です(税込・2026年9月23日時点)。
Pairs全体は恋活から婚活まで目的の幅が広く、本気度のばらつきも大きくなります。かつては、その中に「コミットメンバーシップ」という本気ゾーンが用意されていました。2022年10月に始まった仕組みで、恋活・婚活への意欲が高い会員だけが加入でき、実質男女同額の料金プランで、加入者同士だけを検索できるというものです。ただしPairsの公式ヘルプには、現在このメンバーシップについて「新規販売は終了しました」と記載されています。これから新しく加入することはできません(2026年9月24日確認)。
ややこしいのは、他社のランキング記事にはいまだにこの仕組みをPairsの推しポイントとして紹介しているものがあることです。ゼクシィ縁結びと同じで、情報が更新されていないケースだと考えてください。つまり今のPairsは、本気度の仕組みで選ぶアプリではなく、母数で選ぶアプリです。会員数が多いぶん出会いの数は確保できますが、相手の本気度は次の章の見方で自分で確かめる前提になります。この記事で6位に置いているのも、会員数の多さは評価したうえで、本気度を担保する仕組みが今はないためです。
第7位 with、恋活寄りだが相性重視で温度感は高め
累計会員数1,500万人を突破(2026年1月時点)。超性格分析などの心理テスト、好みカード、独自アルゴリズムによるFor You機能など、内面の相性を軸にした機能が特徴で、公的証明書の提出による本人確認は必須です。
立ち位置は恋活寄りで、すぐに結婚したい人向けではありません。ただ、価値観や性格の一致を入口にするため、見た目だけで判断されにくく、メッセージが続きやすいという利点があります。まず恋人を探したい20代から30代前半で、結婚は交際してから考えたいという人にはよく合います。
主要7アプリの比較表
すべて2026年9月23日時点で各公式サイトを確認した数値です。料金は税込。会員数を公表していないアプリは「非公表」と記載しています。
| 順位 | アプリ | 会員数(時点) | 男性の料金(Web / アプリ内課金・1ヶ月) | 女性の料金 | 男女同額 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ブライダルネット | 非公表 | 3,980円 / 5,080円 | 男性と同額 | ○ |
| 2 | ユーブライド | 非公表(累計8万人以上が卒業) | 5,000円 | 男性と同額 | ○ |
| 3 | バチェラーデート | 累計デート200万人 | 公式サイトに記載なし | 審査あり | 要確認 |
| 4 | Omiai | 1,000万人(2024年7月) | 4,400円 / 4,900円 | 基本無料 | × |
| 5 | マリッシュ | 400万人(2025年6月) | 3,800円 / 4,800円 | 完全無料 | × |
| 6 | Pairs | 2,700万(2026年4月) | 4,100円 / 4,800円 | 基本無料 | × |
| 7 | with | 1,500万人(2026年1月) | 公式トップに記載なし | 基本無料 | × |
料金表で見落とされがちなのが、同じアプリでもアプリ内課金のほうが月500〜1,100円ほど高くなるという点です。他社の比較記事で金額が食い違って見えるのは、Web決済の価格とアプリ内課金の価格が混ざっているためです。12ヶ月プランで比べると差はさらに広がるので、登録の前にブラウザから料金を確認することをおすすめします。
年代・目的別、あなたが選ぶべきアプリ
20代で恋活から始めたい場合
婚活特化のアプリは年齢層が上のため、会員数の多いwithやPairsから始めるほうが現実的です。ただし目的の幅が広い分、相手の温度感は自分で見極める必要があります。
30代で1〜2年以内の結婚を考えている場合
もっとも相性が良いのはブライダルネットとユーブライドです。会員数が少ないぶん、PairsやOmiaiを併用して母数を確保する形が現実的になります。時間を節約したいならバチェラーデートも選択肢です。
40代以上・再婚を考えている場合
マリッシュとユーブライドの組み合わせが定番です。再婚や子どもの有無を前提に探している人が集まっているため、条件を伝える心理的なハードルが下がります。
アプリを変えても遊び目的がゼロにならない理由
ここまで仕組みの話をしてきましたが、正直にお伝えしておきたいことがあります。本気度の高いアプリを選んでも、遊び目的の人がゼロになるわけではありません。
理由は単純で、料金も証明書も「本気であること」そのものを証明してはいないからです。月5,000円を払う余裕がある人が本気とは限りませんし、独身であることと結婚したい気持ちがあることは別の話です。仕組みでできるのは、本気でない人が「面倒だからやめておこう」と感じる確率を上げることまでです。
このサイトでは以前、マッチングアプリでヤリモクに当たる確率について書きました。体感としての数字は決して低くありません。アプリ選びは、その確率を少し下げるための土台づくりであって、見極めの代わりにはならないのです。だからこそ、次の章の視点をあわせて持っておいてください。
相手の本気度を見抜く5つのチェックポイント
一つの項目だけで決めつける必要はありません。複数が重なったときに、判断すれば十分です。より詳しい立ち回り方は遊び目的を排除する3原則で解説しています。
マッチングアプリの本気度に関するよくある質問
まとめ:本気度は「アプリ選び」と「見極め」の両輪で決まる
最後に、この記事の要点を整理します。
アプリ選びは、出会いの質を決める入口ではありますが、結果を決めるものではありません。「相手を変えるには、自分が変わること」。どんな相手と出会いたいのかを自分の言葉で決めた人から、選ばれる側ではなく選ぶ側に移っていきます。この記事が、その最初の一歩になればうれしいです。
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8年に及ぶアプリの「悪用経験」を逆手に取り、不誠実な男の行動原理をロジカルに解明。かつて自らが磨き上げた「嘘の技術」を、現在は女性を欺瞞から守り抜く「盾」へと再定義する。アプリのアルゴリズムと男の心理に精通し、「誠実な女性の貴重な時間を、一瞬たりとも不誠実な男に浪費させない」ことを絶対の指針に、鉄壁の防衛ロジックを監修。












